Amazonは、海外販売でも強力な販売網を持っており、活用される方が増えております。
弊社クライアント様の中にも、Amazonを活用されている企業様がいらっしゃいます。
しかし、Amazonを活用する際に、意識しておかなければいけない事があります。
それは「Amazonに頼り切った販売はリスクがある」と言う事です。
海外販売をされている企業でも「Amazonだけ」で海外販売しているというケースは多いです。
ですが、もし「Amazonで利益が出ない状態」「Amazonを活用出来ない状態」に陥ったら、どうなるのでしょうか?
Amazonだけの海外販売では、海外売上・利益がほぼゼロになる可能性もあります。
そのため、Amazonに依存した販売戦略は見直す必要があるのです。
弊社セミナーでも「Amazonだけに頼った戦略はリスク」とお話させていただいております。
その考え方に共感していただいた企業様で、Amazonをやめて、自社海外向けネットショップ運営に専念された企業がいらっしゃいます。
その企業様は、何年もAmazonを活用して海外販売をされておりました。
ですが、いち早く「Amazon販売だけはリスクだ、自社でも海外販売できる状態を作っておかなければ、海外売上を維持・増加させる事は難しい」と、自社海外向けネットショップを日々、進化させていったのです。
自社海外向けネットショップの売上アップは簡単な事ではありませんでした。
時間・手間・お金もかけております。
短期的に見れば、Amazonだけに集中していたほうが、会社にはお金が残ったかもしれません。
しかし、未来を見て、自社海外向けネットショップを育てた結果、Amazonをやめても海外売上を上げる事ができる状態になったのです。
と言っても、本当に、Amazonをやめて大丈夫なのか?不安な方もいらっしゃると思います。
上記で説明させていただいた企業様は思い切ってAmazonをやめましたが、Amazonでしっかりと利益が出ているのであれば、やめる必要はありません。
ですが、弊社クライアント様のように、Amazonでは利益がほとんどない、または利益が薄い状態となっている企業が増えているのです。
万が一、Amazonでの価格競争・利益の減少が続いているのであれば、Amazon以外の販売方法も検討しなければ、利益を確保する事は困難です。
Amazonの場合「売れているが、利益がほとんどない」と言われる方は多いです。
そのため、自社に合った販売戦略を考える必要があるのです。
■■ ① Amazonで利益が出いている(少数派)
Amazon + 海外向けネットショップ
Amazonだけでは、取りこぼしてしまう売上を、海外向けネットショップでカバーする。
Amazonだけの販売は、リスクが付きまとうため、自社海外向けネットショップでも販売出来るようにしておく事が理想です。
■■ ② Amazonでは利益が薄い(大多数)
Amazonで利益が出ない、または、ほとんどない状態であれば、Amazon撤退も検討しなければいけません。
いくら売上があっても、利益を出せなければ苦労しているだけです。
そのため「扱う商品の選定・改善」 + 「海外向けネットショップの運営」が必須となるのです。
①②の捕捉として、海外販売する「地域を変える」「地域を増やす」戦略もお薦めです。
米Amazonで反応のなかった商品が、アジアで売れたケースもあります。
Amazonを活用されている方でも、アジア・中東・南米まで狙っている方は少ないため、穴場となっているケースも目立ちます。
世界は広く、販売方法も、販売できる国も数多く存在しております。
Amazonの販売網は強力です。
しかし、自社に「Amazon販売」が合っているとは限りません。
自社海外向けネットショップは、時間・手間もかかりますが、Amazonだけでは狙えない国・地域をカバーする事も出来るため、必須の戦略なのです。
最後に、Amazonが強くなればなるほど、比例して「Amazonの顧客至上主義」が出品者を悩ませる可能性も高くなります。
Amazonを活用される際にも「Amazonへの依存度を意識する」事が大切なのです。
海外販売は、Amazonだけが選択肢ではありません。
海外販売戦略は無数にあり、新興国が伸びる事で、チャンスも広がります。
是非、Amazonだけでなく、一度は自社海外向けネットショップもご検討下さい。