越境ECで、中国よりもインドを狙うべきと断言できる理由とは!?

昨今、より一層の盛り上がりを見せる越境ECですが、その中でも特に「中国向けの越境EC」が注目を集めております。

百貨店・大手企業だけでなく、中小企業も、中国向けの越境ECに乗り出したと耳にする機会が増えています。

しかし、これから越境ECを始める方には、中国向け越境ECはハードルが高いと言えます。



ハードルが高い理由として

まず、中国独自のインターネット環境が挙げられます。

中国では、基本的に「ヤフー」「グーグル」「フェイスブック」「ツイッター」などは使用できません。

中国独自の検索エンジンや、SNSが利用されているため、中国独自の検索エンジンやSNS対策を行わなければ、中国でECサイトにアクセスを集める事は困難です。



最近流行りの、多言語化サイトで、中国からのアクセスが少ないのは、中国特有のインターネット環境が影響しており、中国からのアクセスを集めるには、中国向けネット戦略が必須です。

この中国ネット戦略を一から学ぶのは、想像以上に労力と時間がかかります。



その上で、中国越境ECは激戦になると予測しております。

多くの日系企業が、中国越境ECに参戦する事を発表しています。

中国越境ECを始める日系企業が増えれば、増えるほど、激戦になるのは目に見えております。

激戦となれば、勝つのは「独自商品を持つ企業」or「資本のある企業」どちらかです。

更に言えば、中国企業との戦い、コピー商品・人材確保など様々な障壁が立ちはだかります。



中国語対応のコストも忘れてはいけません。

英語であれば、社内に英語を話せる方や、多少文章が読める方も多いのですが、中国語を話せる社員がいる中小企業は稀です。

中国語で、問い合わせがくる事をイメージして下さい。

何が書いてあるのか、さっぱり分からない言語を扱うのは、想像以上に労力がかかります。

もし、英語ならば、大抵の場合、最低限のやり取りや文章の認識が出来るため、外部の翻訳サービスなどを活用して簡単にクリアする事が出来ます。



確かに、中国は魅力的な国です。

ニュースにも再三、取り上げられている、中国「独身の日」には、一部の報道で、アリババの販売額が2.5兆円を超えたとも言われております。

ですが、中国のインターネット環境・習慣・言語の問題を理解すれば、これから越境ECを始めるに当たり、最適な国か疑問がわいてくると思います。

決して、ニュースや雑誌で注目を集めているからと言った理由で、中国向け越境ECをスタートさせる事はお薦め出来ません。

数年後には、中国越境EC失敗の山が築かれているかもしれません。

中国が輸出先としてダメと言っているのではなく、ネット輸出未経験で中国向け越境ECを始めるにはハードルが高いと言う事を理解していただきたいのです。



それでは、これから越境ECを始めるに当たり、どの国を狙うべきなのか?

お薦めの国として挙げたいのが「インド」です。

インドと聞いて、在り来たりと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、中国以上に、大きなポテンシャルを秘めている国です。

その大きなポテンシャルと、越境ECを始めやすい点について解説致します。



中国向け越境ECで解説した通り、中国は独自の検索エンジン・SNSの戦略が必須です。

しかし、インドは、日本とほぼ同じ検索エンジンやSNSが活用されているのです。

■インドの検索エンジンランキング

 1 – google.co.in
 2 – in.yahoo.com
 3 – msn.co.in

※シェアについては、調査会社のデータに大きな差があるため、シェアの値は省きますが、弊社データでも、インドからのアクセスの多くがグーグル経由からきております。

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そのため、インド向け越境ECでも、グーグル対策が有効です。

日本でも検索エンジン対策と言えば、グーグル対策です。

日本で経験してきたグーグル対策が、インド向け越境ECでも活用出来る点は、有利と言えます。



更に、インドでは、様々な言語が話されているため、共通語として英語が普及していると言われております。

そのため、英語対策でもアクセスを集める事が可能です。

英語対策でもアクセスを集める事が出来るのは、越境EC戦略を進めやすいと言えます。



そして、インドをお薦めしている大きな理由として「人口」が挙げられます。

2007年の人口は約11億5000万人。2011年の人口は12億1,000万人以上で人口増加 率17.64%。

インドの人口は1950年以降、毎年1,000万 – 1,500万人の勢いで増加し続け、政府による人口抑制策を実施したが、2005年には11億人を突破。

2050年には16億人に達し、その後も増加し続け、2100年には18.2億人近くになるというのが大方の専門家の見方です。

また、インドは人口構成が若いのも特徴で、2000年の中位年齢は23歳です。



■ インドの人口の推移と予測

1950年 – 3億5756万人
1960年 – 4億4234万人
1970年 – 5億5491万人
1980年 – 6億8885万人

1990年 – 8億4641万人
2000年 – 10億0169万人
2005年 – 11億0337万人
2007年 – 11億3104万人
2010年 – 11億7380万人

2020年 – 13億1221万人
2030年 – 14億1657万人
2040年 – 14億8571万人

2050年 – 15億9000万人
2100年 – 17億9000万人

※インド全体の人口増加率は、1971年から2001年まで、2%台から1%台の1.97%に低下。

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インドの人口について、知っておくべき情報があります。

2017年6月に、国連事務局経済社会局(DESA)が、2024年にインドが中国の人口を追い抜く可能性があるという見通しを発表しました。

2024年にインドの人口は、中国で予想される14億3600万人を上回る、14億3800万人に達する可能性があると見られております。



よく、中国輸出が注目を集める際に、人口が魅力と挙げられます。

しかし、数年後には、インドが人口、世界1位となっている可能性があるのです。

その上、輸出を行う際に、最重要と言ってもよい、国同士の関係は良好と言われております。

日印関係が良好と言われている理由は様々あるのですが、大きな話題を集めている、日本の新幹線輸出が日印関係の良好さをあらわしていると考えています。

日印関係が悪い状態で、国家プロジェクトである「インド高速鉄道計画」に日本の新幹線が採用されるはずがありません。



輸出を行う上で、国同士の衝突は、中小企業ではどうする事も出来ません。

特に、中国は、短期間で方針や制度が変わる可能性があるため、今後、どのような動きがあるのか、予測出来ない点も、中国輸出の不安要素と言えます。

中国人の方の爆買いが失速したのは、中国政府の対策が原因と言われており、中国ビジネスは常に、爆弾を抱えていると言っても過言ではありません。



今まで挙げたように、インド向け越境ECは、戦略面や今後の見通しを考えても魅力的な輸出先と考えております。

弊社が輸出を始めた2011年には、インドからのアクセスは少なく、まだまだという印象でした。

しかし、昨今では、越境ECへのアクセスも大幅に増え、年々、取引数も増加しております。

現状のまま、インドが成長していけば、数年後には大きな取引先となっている事は間違いありません。



これから、越境ECを始める方は、まず、海外向けネット戦略が進めやすい国を選ぶべきなのです。

世界には、190を超える国が存在しております。

わざわざ難易度の高い国を狙うよりも、比較的狙い易く、将来性のあるインドから狙う戦略は、お薦めと言えます。

短期的な利益だけでなく、中長期での利益確保を考えてもインド輸出は魅力的です。

多くの日本人の目が中国に向けられておりますが、皆が見る先が、良い未来とは限らないため注意が必要です。


まとめ

■ 中国向け越境ECの難しい点

 中国独自のインターネット環境

 多くの日系企業が中国を見ているため、激戦となる可能性が高い

 爆買い失速のように、中国政府の思惑で大きく戦局が変わるリスクを抱える



■ インド向け越境ECをお薦めしている理由

 インターネット環境が日本と似ている部分も多い

 2024年頃には、中国を抜き人口世界1位となっている可能性がある

 日印関係が良好(日本の新幹線輸出など)



越境ECを成功させる大きな要因として、輸出先の選定が挙げられます。

今までに、ご相談いただいた方の中でも、輸出先を変更しただけで、大きな売上・利益を上げられた事例が多くあります。

話題になっているから、周りの企業が注目しているからと、流されるのではなく、しっかりと輸出先を見極める事が「越境EC成功の土台」となるのです。

国によって、同じような労力をかけてもリターンが異なります。

これから、越境ECを始める方は、是非、様々な国への輸出をご検討下さい。

その中でも、インド輸出を、一度はご検討下さい。

日系企業のライバルも少なく、将来有望な国です。

今後は、インド越境ECのポイントについても解説させていただきます。


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