レンティア国家・ナウル共和国からみる輸出・海外販売戦略とは!?

「レンティア国家」をご存じでしょうか?

レンティア国家とは、レント収入(ランティエ、すなわち、土地による天然資源収入等の非稼得性から見出され国家に直接的に流入する利益)に依存する国のことである。

レント収入は主に石油産出による収入について用いられ、レンティア国家は主に中東湾岸諸国を指すことが多い。



■ レンティア国家は以下の特徴を持つ。

 政府財源が国内の経済活動とほとんど関係ない
 国内における天然資源生産に従事する労働者の割合が少ない
 国内における天然資源生産以外の生産部門が貧弱である

 天然資源に基づく収入が国家の経済活動に非常に大きな影響を与える
 天然資源に基づく収入の大半が輸出によって獲得される



■ 主にレンティア国家と呼ばれる国一覧

 サウジアラビア
 クウェート
 アラブ首長国連邦

 カタール
 ベネズエラ

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輸出・海外販売をされる方の大半が、レンティア国家に代表される。

ドバイなどのオイルマネーで潤っている国・地域を選びがちです。

しかし、単純に「お金持ちが多そう」というイメージで、輸出先を選ぶのはリスクがあります。



そのリスクを説明するために、レンティア国家に加えて「ナウル共和国」もご紹介させていただきます。

ナウル共和国(ナウルきょうわこく)通称ナウルは、太平洋南西部に浮かぶ珊瑚礁のナウル島にある共和国で、イギリス連邦加盟国である。国土面積はバチカン市国、モナコ公国に次いで面積が小さい。また人口も、国際連合経済社会局人口部の作成した『世界の人口推計 2010年版』によると10,210人であり、バチカン市国、ニウエ、ツバルに次いで人口が少ない。



ナウル共和国は「リンの採掘」で潤い、十数年前には「世界一裕福な島」とも言われておりました。

ですが、現在では、経済は崩壊し、自国の通貨もなく、他国の援助によってなりたっている島なのです。

ナウル共和国は、テレビなどでも度々、放映されているので知っている方も多いと思いますが、輸出・海外販売をおこなう上で、忘れてはいけない国の一つです。



ナウル共和国は、リンが枯渇した事で、経済が大きく傾きました。

レンティア国家は、石油の枯渇が心配されておりましたが、世界の風向きが変わり、石油の枯渇ではなく、石油が使われなくなる可能性が浮上しているのです。



ドイツでは、2030年までに、ガソリンエンジン車の販売を禁止するという決断をしております。

ヨーロッパの国々と同じく、世界各国でも脱・化石燃料の動きは大きく、石油の価値が下落する可能性は高いとも言われております。

脱・化石燃料には、一部、疑問視した声もありますが、化石燃料から、クリーンエネルギーへと移行する動きは止まる事はないはずです。



もし、石油の値段が下がり続ければ、現在オイルマネーで潤っている国々はどうなるのでしょうか?

現状の裕福な状態を維持できるのか?答えは明らかです。



電気自動車の普及は、加速度がついていきます。

気付いたら、あっという間に電気自動車が主流となっている可能性も十分あり得ます。

その際に、オイルマネーで潤っている国をメインとした輸出・海外販売をおこなっている日本企業はどうなるのか?

状況によっては、数年でビジネスを維持できなくなる可能性も考えられます。



上記内容は、あくまでも予測のため、石油の需要がどうなるのか?分からない部分もあります。

ですが、石油の動向を熟考した上で、レンティア国家を狙うのと、単純なイメージで石油産出国を狙うのでは大きな差があるのです。



現時点で、経済状況が良い国でも、数年先にはどうなっているのか分かりません。

経済は「成長」よりも「衰退」のほうが、圧倒的に早いのです。

その教訓として「ナウル共和国」は常に頭の片隅に置き、輸出先を選択しなければいけません。



オイルマネーで潤っている国は、現状では魅力的に映るはずです。

しかし、国の地盤がどうなっているのか?冷静に分析しなければ、共倒れとなる可能性も捨てきれません。



輸出先を選ぶ際にも「レンティア国家」「ナウル共和国」など、参考となる情報は溢れております。

目先の経済指標や各国のイメージだけでなく、世界の動きも加味しながら、輸出先を選ぶ事が、10年後の利益へと繋がるのです。

「レンティア国家」「ナウル共和国」の情報が輸出先選びの参考になれば幸いです。



セミナーに参加された企業様の中にも、中東だけの輸出を検討されている方が多かったため、上記内容を解説させていただきました。

今後もブログを更新し「将来有望な輸出先の選び方」なども解説して参ります。


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