フィリピン輸出の基礎データ!ネット海外販売のポイントもご紹介!

ジェトロなどのデータを元にフィリピン輸出・海外販売の基礎データや貿易データをご紹介させていただきます。

最後に、輸出する上でのポイントや注意点も解説させていただきます。


フィリピン基礎情報

■ 国・地域名:フィリピン共和国 Republic of the Philippines

■ 面積:30万平方キロメートル 

■ 人口:9,988万人(2014年、出所:国家統計調査委員会)

■ 首都:マニラ首都圏(NCR) 人口1,279万人(2014年、出所:NSCB)

■ 言語:フィリピノ語、英語、セブアノ語など

■ 宗教:カトリック教(82.9%)、イスラム教(5.1%)など

フィリピン共和国は、東南アジアに位置する共和制国家である。

島国であり、フィリピン海を挟んで日本、ルソン海峡を挟んで台湾、スールー海を挟んでマレーシア、セレベス海を挟んでインドネシア、南シナ海を挟んで中国およびベトナムと対する。

フィリピンの東にはフィリピン海、西には南シナ海、南にはセレベス海が広がる。首都はマニラで、最大の都市はケソンである。


GDP推移

● アメリカ合衆国
 16.77兆 USD

● 日本
  4.92兆 USD

● フィリピン
    2721億 USD


1人当たりのGDP

● アメリカ合衆国
 53,041.98 USD

● 日本
 38,633.71 USD

● フィリピン
  2,765.08 USD


政治体制(フィリピン)

議会は、元老院(上院)と代議院(下院)の両院制(二院制)。

上院は、24議席で任期6年。3年ごとに半数改選。下院は、憲法上は250議席以下と規定されているが、現在は214議席。

20%を政党別の候補者リストから、残りを小選挙区制で選出され任期は3年である。

政体:立憲共和制 元首:ロドリゴ・ドゥテルテ大統領 (Rodrigo DUTERTE) (2016年5月9日の大統領選で当選、1945年3月28日生まれ) 議会制度:上・下二院制 議会概要(定員数、任期):上院24議席(任期6年、連続三選禁止) 下院(最大で)292議席(うち、小選挙区は234議席、政党リスト制は最大で58議席。任期3年、連続四選禁止)


軍事(フィリピン)

フィリピン軍は陸軍、海軍、空軍の三軍により構成される。

現有兵力は、1998年現在で、陸軍10万、海軍1万5000、空軍1万6000の合計13万1000、予備役13万1000。

軍隊の始まりは、1868年にスペインが警察軍を創設したことによる。


経済(フィリピン)

IMFによると、フィリピンの2013年のGDPは2,720億ドルである。

一人当たりのGDPは2,790ドルであり、世界平均のおよそ25%程に留まっており、 世界銀行によって発展途上国に分類されている。

2011年にアジア開発銀行が公表した資料によると、1日2ドル未満で暮らす貧困層は3842万人と推定されており、国民の40%以上を占めている。

日本円で3万円あれば1か月間普通の日本人と同じような生活が出来る。

また、海外出稼ぎ労働者(英語: Overseas Filipino Workers, OFW)は、1960年代のマルコス政権から「余剰労働力の輸出」として進められたが、2015年現在では、海外の出稼ぎ労働者からの海外送金の総額は、外資の直接投資額を上回り、貴重な外貨をもたらしているのと同時に、フィリピン経済全体が出稼ぎ労働に依存している。

主要な貿易相手国はアメリカと日本であるが、近年は距離的にも近い中華人民共和国や中華民国(台湾)や大韓民国との貿易も増えている。

フィリピンの経済は2014年現在、東南アジアの中でも貧しい方であり、万年出遅れ組と呼ばれることもある。

しかし2005年以降はリーマンショックのあおりを受けた2009年を除いて4%~7%前後の安定した経済成長をしており、特に2010年には7.6%、2013年にも7.2%と7%を超える高い経済成長率を記録しており、80年代から90年代前半の政治的な要因により低迷した時期と比べると大きく回復している。そのような要因からNEXT11の一国に選定されている。


農業(フィリピン)

フィリピンは他の東南アジア新興国と同様に基本的には農業国であり、全人口の約40%が第一次産業に従事している。

熱帯に属することから多種多様な作物を作ることが可能で、サトウキビやココナッツ、コプラ、マニラ麻、タバコ(主に葉巻たばこ用)、バナナなどの生産が盛んである。

主食用には米、トウモロコシを産し、特に米の生産が多く、毎年約1500万トンもの米を産出する世界第8位の米生産国であるが、その自給率は低く、大量の米を輸入している。


工業・貿易(フィリピン)

フィリピンは工業の中心は食品加工、製糖、製剤、繊維などの軽工業が中心である。近年では電子部品の生産も盛んである。

フィリピンの工業化はマルコス政権時代から図られ、新中国やベトナムなどの共産圏と対峙するために、反共の砦としてアメリカ合衆国に軍事的・政治的に従属する代わりに莫大な支援を受けて、マルコス独裁のもとに開発独裁を進めた結果、農業国から軽工業国へと変貌を遂げ、1960年にはフィリピンは東南アジアで最も豊かな国となった。

しかし1980年頃を境に一人当たりの所得は次第に頭打ちとなり、タイやマレーシアなどの他のASEAN諸国が急成長するなかで「東南アジアの病人」と言われるほど経済成長が伸び悩んでいた。

その代わりに、重工業化がタイ王国などに比べると、まだ進んでいないため、皮肉にも今のところは原油価格の変動を受けにくいとも言える。

また、フィリピンはその地理から、天然の良港が多数あることを生かした造船業が盛んで、2010年に造船業で世界第4位の規模を誇る。

日系・独系などの自動車メーカーの組立工場は、カビテ州やラグナ州に集中し、エアバス・ボーイングの航空機部品工場はバギオ市近郊に集中する。


サービス業(フィリピン)

ビジネス・プロセス・アウトソーシング (BPO) は観光と並び、今後フィリピンで最も成長するであろう産業だと見られている。

特にコールセンター業が有名で、労働力が安価であることと教育水準が高いことに加えて、元々アメリカの植民地であり公用語が英語ということもあり、欧米企業に人気がある。

2010年にはインドを抜いて世界最大の委託先となっている。

その他にも、日本や韓国など非英語圏の国からの語学留学先としても人気があり、近年多くの人が英語留学に訪れている。

■ BPO
ビジネス・プロセス・アウトソーシングは、企業運営上の業務やビジネスプロセスを専門企業に外部委託することを指す。
企業内部の管理部門で行われていた総務、人事、経理に関連する、給与計算、データの入出力(インプット・アウトプット)や処理などの業務を中心に外部に委託するケースが多い。コールセンターやソフトウェアのプログラミングなど、コンピューターやインターネット技術に関連した業務のアウトソーシングは、ITアウトソーシング(Information Technology Outsourcing)とも呼ばれる。


観光(フィリピン)

セブ島やボラカイ島などリゾートを中心とした観光業が重要な産業となっており、より観光客や工業投資を誘致するため、観光地の州政府はインフラ整備に余念がない。

またカジノも多くの観光客を惹き付ける魅力の一つなっている。


国民(フィリピン)

人口が一億人を超えたフィリピンはマレー系を始めとする多民族国家である。


通貨・「フィリピン・ペソ」

フィリピン・ペソとは、フィリピンの通貨単位で、国際通貨コード(ISO 4217)は PHP である。補助通貨はペソの1/100のセンタボ。

2010年発行紙幣の券種には、1000、500、200、100、50、20ペソがある。

硬貨には10、5、1ペソおよび25、10、5、1センタボがあるが、10、5、1センタボはあまり使われていない。


国民(フィリピン)

国語はフィリピン語、公用語はフィリピン語と英語であるが、母語として使われる言語は、合計172に及ぶ。


検索エンジン(フィリピン)

フィリピンで、よく使用されている検索エンジンは「Google」と言われております。

フィリピン国内のシェア率は、90%前後と言われているため、検索エンジン対策は、グーグル対策が軸となります。


アメリカとフィリピンの関係

基本的にフィリピンは親米的であり、日本と同じく軍事的、経済的、政治的にアメリカとの関係が深い。


日本とフィリピンの関係

1868年に日西修好通商航海条約が結ばれ、日本とスペインの国交が樹立される。

2008年には日比経済連携協定が結ばれている。フィリピンが二国間の包括的経済連携協定を結んでいるのは日本のみである。


日本とフィリピンの貿易

日本の主要輸出品目:電気機器(26.5%)〔集積回路(7.0%)〕一般機械(17.4%)輸送用機器(15.3%)〔貨物自動車(4.5%)〕鉄鋼(5.4%)光学機器(4.8%)

日本の主要輸入品目:電気機器(32.5%)〔電気ケーブル(9.7%)〕一般機械(10.3%)果実(9.5%)木製品等(除家具)(7.7%)ニッケル及びその製品(6.4%)鉱石、スラグおよび灰(6.1%)

日系企業進出状況:2015年10月:1,448社(前年比4.8%減)

経営上の問題点(進出日系企業アンケート)

 1位 原材料・部品の現地調達の難しさ 62.3%
 2位 品質管理の難しさ 52.0%
 3位 従業員の質 50.0%
 4位 通関等諸手続きが煩雑 39.3%
 5位 競合相手の台頭(コスト面で競合) 39.0%

在留邦人:17,021人


実質GDP成長率(フィリピン)

2011年: 3.7(%)
2012年: 6.8(%)
2013年: 7.2(%)
2014年: 6.1(%)


名目GDP総額(フィリピン)

2011年: 224(10億ドル)
2012年: 251(10億ドル)
2013年: 272(10億ドル)
2014年: 285(10億ドル)


一人当たりの名目GDP(フィリピン)

2011年: 2,363(ドル)
2012年: 2,594(ドル)
2013年: 2,767(ドル)
2014年: 2,850(ドル)


鉱工業生産指数伸び率(フィリピン)

2011年: 2.6(%)
2012年: 7.1(%)
2013年: 5.4(%)
2014年: 6.3(%)


消費者物価上昇率(フィリピン)

2011年: 4.6(%)
2012年: 3.2(%)
2013年: 3.0(%)
2014年: 4.1(%)


失業率(フィリピン)

2011年: 7.0(%)
2012年: 7.0(%)
2013年: 7.1(%)
2014年: 6.8(%)


輸出額(フィリピン)

2011年: 48,316(100万ドル)
2012年: 52,072(100万ドル)
2013年: 53,928(100万ドル)
2014年: 61,932(100万ドル)


対日輸出額(フィリピン)

2011年:  8,886(100万ドル)
2012年:  9,881(100万ドル)
2013年: 12,048(100万ドル)
2014年: 13,901(100万ドル)


輸入額(フィリピン)

2011年: 60,495(100万ドル)
2012年: 62,128(100万ドル)
2013年: 61,832(100万ドル)
2014年: 64,530(100万ドル)


対日輸入額(フィリピン)

2011年: 6,516(100万ドル)
2012年: 6,470(100万ドル)
2013年: 5,224(100万ドル)
2014年: 5,252(100万ドル)


対米ドル為替レート(フィリピン)

2011年: 43.3(ペソ)
2012年: 42.2(ペソ)
2013年: 42.4(ペソ)
2014年: 44.4(ペソ)


フィリピン輸出まとめ

フィリピンは高い経済成長率を維持しており、NEXT11の一角として名を連ねております。

■ NEXT11
、米投資銀行のゴールドマン・サックス及びエコノミストのジム・オニールが研究論文において、BRICs諸国に次いで21世紀有数の経済大国に成長する高い潜在性があるとした11箇国の総称である。

 イラン
 インドネシア
 エジプト

 トルコ
 ナイジェリア
 パキスタン

 バングラデシュ
 フィリピン
 ベトナム

 メキシコ
 大韓民国
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2014年には、人口が「1億人」を突破し、計算上では2028年に日本の人口を抜くと予測されております。

高い経済成長率に加えて、人口増加なども考えるとアジア諸国の中でも、今後、特に貿易が伸びてくる国と考えております。

ただし、2016年のデータから考えると、まだまだ輸出先としては時期尚早と感じております。

経済成長率などで注目はされておりますが「GDP」「一人当たりのGDP」「平均所得」は、これからという印象です。

潜在能力がある事は間違いありませんが、現時点では、フィリピンだけで小口ネット輸出を成立させるには難しい点があります。

店舗を運営されている方は、フィリピンからの訪日の方を集客する戦略もお薦めです。

・フィリピンからの訪日数の推移

■ 2015年
・26万8361人
 45.7%(前年からの伸び率)

■ 2014年
・18万4204人
 70.0%(前年からの伸び率)

■ 2013年
・10万8351人
 27.4%(前年からの伸び率)

■ 2012年
・8万5037人
 34.8(前年からの伸び率)
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絶対数は、少ないですが、アジアからの訪日数の伸びは高いと言えます。

そのため、今後もフィリピンから訪日される方は伸びていくと予測されているため、訪日関連では、狙い目の国と考えております。

フィリピン輸出を検討されている方は増えていると感じます。

弊社へも年々、フィリピン輸出をされたいとご相談をいただく件数が増えております。

ただし、GDPや所得面でも、フィリピン小口輸出は難しい部分もあるため、フィリピンだけでなく、アジア諸国での戦略を練る事をお薦めしております。

最後に、政治面も気になる点ではありますので、フィリピン輸出を始める前に、フィリピン国内情勢などの情報収集にも力を入れていただければ幸いです。

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